2006年11月22日
かつて、脱アメリカ支配の流れがロッキード事件で息の根を止められた!?
ロッキード事件とは?
>昭和51年2月4日、米国上院外交委員会多国籍企業小委員会がこの日の公聴会で「ロッキード社が自社の航空機売り込みのために対日工作費として1000万ドル(約30億円)を超える金を極秘で使っていた」ことを暴露した。この日に証言したロッキード社の幹部は、ロッキード社の秘密の代理人である児玉誉士夫に21億円を前年までに手渡ししていたことを証言した。
6日はロッキード社の副社長・コーチャン氏が「児玉に支払った21億円の内、国際興業の小佐野賢治と正式な代理店である丸紅の伊藤宏専務を通じて日本政府関係者に支払われた」と証言。全日空への大型旅客機「トライスター」売り込みのための一大疑獄が明らかにされた。>
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/index.htm より引用。
一般に、戦後最大の汚職事件で元首相の田中角栄が逮捕された事件だと伝えられていますが、単なる汚職事件ではないと思ったひとは、クリックお願いします。
戦後、日本は、アメリカの占領政策を強いられていましたが、共産主義の勢力拡大を憂慮するアメリカが日本を核にした極東における防波堤としての戦略を組み込みました。
戦後の対日政策については、るいネットで斎藤さんが述べています。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=98875
事件当時のアメリカをとりまく世界状況は、キューバ危機、ベトナム戦争を通じた冷戦も閉塞し始め、いわゆる緊張緩和(デタント)の時代にはいっていきます。そして、標的をイスラム(石油資源)に向けつつあった状況でした。アメリカ市場主義(グローバリズム)と真っ向うから対立する民族主義の台頭が新たな脅威となり、米ソともに、アフガン、イラン=イラク戦争にかかわり、泥沼化していきます。
その状況で、時の田中首相は日中友好条約の締結や日本列島改造論をぶち上げ、脱アメリカの政策を推し進め、首相退陣後も隠然と勢力を保っていましたが、事件発覚により、完全に息の根を止められたと思います。
つまり、脱アメリカを標榜し、民族自立派というべき方向を打ち出し始めた勢力をアメリカがけん制したとしか考えられません。その後、中曽根、小泉そして安部と続くひたすら従米路線をとらざるを得なかったのです。当時のそして今でも政治家などの統合階級は、CIAを筆頭としてアメリカに首根っこを抑えられたこを再認識させられたのではなでしょうか?
まさに恫喝そのものの事件です
- by y.suzuki at 00:18

コメント
脱アメリカは結構だが、角栄の対中売国路線は現在まで未だに自民党内に中国利権・売国勢力を温存させ、大きな禍根を残しているのは問題である。
コメントありがとうございます。
たしかに、現在の対中政策は目に余るものもあります。
かつて、清帝国末期、欧米列強に蹂躙され、何とかしたいと思う中国の有志たちは、日本に留学し、日本の指導者たちと近代国家への脱皮を図るべく模索した時代がありました。当時の日本は、貧困、西洋列強の強烈な圧力があり、富国強兵という国民の意識と国家方針が合致していたといえます。
現在の問題は、日本も、中国も国民の意識と国家方針がともにずれまくっているところです。国民の意識が国家方針を規定するように大転換が求められると思います。
>つまり、脱アメリカを標榜し、民族自立派というべき方向を打ち出し始めた勢力をアメリカがけん制したとしか考えられません。その後、中曽根、小泉そして安部と続くひたすら従米路線をとらざるを得なかったのです。<
わたしもそのように思います。が、それ以上に従米路線を取ります!とアメリカに擦り寄った者しか首相になれない、と言うことになっているのではないでしょうか。中曽根しかり、小泉しかり、そして安部しかり。アメリカに対する追従度がより高くなっているのが事実だと思います。
戦後、日本は戦勝国であるアメリカに従属されてきた訳ですが、‘60年代までは主に反共の防波堤としての役割が日本⇒自民党に与えられてきました。それに経済国家としての成長を基盤として民族自立=全方位外交路線を打出した初めての首相が田中角栄ではなかったのではないかと私は考えて思います。その田中角栄を失脚させる為にアメリカがしかけたのが、ロッキード事件だったという訳ですね。
それから、与党でもアメリカに少しでも叛旗を翻す政治家(田中角栄~鈴木善行~橋本龍太郎)
は潰されるというのがずっと続いるように思います。
11月25日マスコミ関係者をアメリカ色に洗脳するシステム
http://www.trend-review.net/blog/2006/11/post_71.html#more
では安部以外にも売国する政治家がいると記載されています。そして、そのような政治家へのご意見番であるマスコミも同様にアメリカに洗脳されている。
その上、田中角栄みたいな自らの貧困の体験をもとに日本を何とかしようとする人そのものが、1970年代の貧困の消滅をから居なくなっています。その意味で本能を直撃する外圧は消滅しました。これからの外圧は正にこのようなNETでの事実の発信と塗り重ねから問題の核心は何か?を追求することになりそうです。
私も目凝らして行き、且つ構造化に繋がる事実があれば発信して行きたいと思います。
TABさん、匿名希望さん、コメントありがとうございます。
お二方の感じられるように、従米路線もますます露骨になっているようです。関岡英之さんが「拒否できない日本」で書かれているように、日本の資本を根こそぎ掠奪する最終局面にきているのではないでしょうか?
次の段階は軍事力への負担を強いているかのような昨今の流れに危機感を感じます。パックスアメリカーナの手先として日本を侵略戦争の手先にしようとする企みなのかもしれません。そうなる前に、日本の社会構造を根底から変えなければ、自滅してしまいます。
田中角栄みたいな、利権のためなら共産主義国家に日本を売る政治家というのは、亡くなった橋本龍太郎が最後で、小泉さんに息の根を止められたので、今後はそのような政治家が出現しないことを願います。
田中角栄逮捕の時の法務大臣は稲葉修です。
なぜ指揮権発動をしなかったのでしょう。
稲葉修は中曽根派です。
その当時から中曽根はアメリカに向いていたということではないでしょうか。
>田中角栄逮捕の時の法務大臣は稲葉修です。
>なぜ指揮権発動をしなかったのでしょう。
そんなに乱発するものじゃないからでしょう。